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あすか
2015年8月14日
昨日は高松の花火大会がありました。
今年も高松港には飛鳥が寄港したようです、がそのお話ではありません。
残念ながら飛鳥時代のお話です。
(私は花火は見ませんでしたので…)
西暦686年8月14日、(天武天皇の時代)日本の元号が「朱鳥」(しゅちょう)と定められました。
その前の元号は「白雉」(はくち)で孝徳天皇の時代の650年に定められ4年間用いられました。
つまり654年から686年の32年間の間、日本の元号はなかったということです。
今でいうと、たとえば昭和と平成の間に32年の空白期間があったということになりますので、
なかなかにすごいことではないでしょうか。元号ってなかったら地味に不便ですよね…
(この頃の有名な元号で「白鳳」というのがありますが、これは「白雉」の別称であるという説や、そもそも期間が不確定であり、
日本書紀にあらわれていないので、あくまで非公式の私年号という位置づけらしいです。)
さらにせっかく定められたこの「朱鳥」ですが、わずか一年で終わってしまいます。
そしてそのあとの「大宝」(律令で有名な元号です)の701年まで元号は再びなかったそうです。
ちなみにこの「大宝」以降はわずかの例外を除いて、現在の平成に至るまで元号の断絶はありません。
以上、長くなりましたが日本の元号が安定したのは飛鳥時代だったというお話でした。