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洞ヶ峠・天王山・三日天下
2013年7月2日
タイトルで唐突に挙げました
「洞ヶ峠(ほらがとうげ)」「天王山」「三日天下」
これらのワードですが、全てある一つの出来事に関連するワードです。お分かりになられますでしょうか?
ヒントは1582年7月2日に起った戦いです。
さて、答えですが「山崎の戦い」ですね。
当時、備中高松城を攻めていた羽柴秀吉が本能寺の変を知って引き返し、摂津国(現:大阪府)と山城国(現:京都府)の境目にある山崎で明智光秀の軍勢と衝突しました。
戦いの結果としては、ご存知の通り明智光秀が敗北します。
敗因としては、圧倒的な戦力差が挙げられます。明智軍は(最大)16000に対し、羽柴軍は(最大)40000とも言われています。これは光秀が畿内の有力大名の協力を得られなかったことに起因しています。
こうして光秀の天下は終わりました。
最後にタイトルのワードについて簡単に解説を。
洞ヶ峠・・・争いが起こっている場合に、有利な方に味方しようとすること。筒井順慶がこの合戦の際に洞ヶ峠まで出陣し、どちらにつくか逡巡していたことに由来します。
天王山・・・物事の大きな分け目となる正念場のこと。この戦いにおいて秀吉が天王山を占拠したことが大きな勝因となったことに由来します。ただし、実際には天王山の争奪はそこまで戦局に大きな影響を与えてないとする説が多いです。
三日天下・・・非常に短い間のみ権力を掌握すること。実際に光秀の天下が三日だったわけではありません。ちなみに本能寺の変から山崎の戦の終了まで12日間あります。
以上、長々と書きましたがお付き合いいただきありがとうございました。
KT